Excelのデザインモードは、ユーザーがワークシート上のコントロールを簡単に編集できる便利な機能です。この機能を使うことで、ボタンやチェックボックス、リストボックスなどのコントロールを自由に配置、変更、削除することが可能になります。本記事では、Excelのデザインモードを活用して、コントロールの編集方法やデザインモードの使い方について詳しく解説します。また、デザインモードを使ってできる具体的な事例も紹介し、Excelを使った作業の効率化に役立つヒントを提供します。
Excelのデザインモード:コントロールを編集する方法
Excelのデザインモードを利用すると、フォームコントロールやActiveXコントロールを編集できるようになります。これにより、ユーザーフォームの作成や、セルの入力規則を設定することが可能です。以下に、デザインモードでのコントロールの編集方法について詳しく説明します。
デザインモードの起動方法
デザインモードを起動するには、まず「開発」タブを表示する必要があります。「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」を開き、「開発」チェックボックスにチェックを入れます。すると、リボンに「開発」タブが表示されます。このタブから「デザインモード」をクリックすれば、デザインモードが起動します。
手順 | 操作 |
1 | 「ファイル」をクリック |
2 | 「オプション」をクリック |
3 | 「リボンのユーザー設定」を選択 |
4 | 「開発」チェックボックスにチェックを入れる |
5 | 「OK」をクリック |
6 | 「開発」タブから「デザインモード」をクリック |
フォームコントロールとActiveXコントロールの違い
Excelでは、フォームコントロールとActiveXコントロールの2種類のコントロールを使用できます。フォームコントロールは、Excel 5.0から存在する従来のコントロールであり、シンプルな機能を持ちます。一方、ActiveXコントロールは、より高度な機能を提供し、カスタマイズが可能です。
コントロールの種類 | 特徴 |
フォームコントロール | シンプルな機能、Excel 5.0から存在 |
ActiveXコントロール | 高度な機能、カスタマイズ可能 |
コントロールの追加と編集
デザインモードでコントロールを追加するには、「開発」タブの「挿入」をクリックし、追加したいコントロールを選択します。コントロールをクリックしてセルに配置したら、必要に応じてサイズや位置を変更します。また、コントロールのプロパティを編集するには、「開発」タブの「プロパティ」をクリックします。
手順 | 操作 |
1 | 「開発」タブの「挿入」をクリック |
2 | 追加したいコントロールを選択 |
3 | セルにコントロールを配置 |
4 | サイズや位置を変更 |
5 | 「開発」タブの「プロパティ」をクリックしてプロパティを編集 |
コントロールの操作方法の設定
コントロールに操作方法を設定するには、VBAを使用します。「開発」タブの「Visual Basic」をクリックしてVBAエディタを開き、コントロールのイベントプロシージャを記述します。例えば、ボタンをクリックした際の操作を設定する場合、Clickイベントプロシージャに処理を記述します。
手順 | 操作 |
1 | 「開発」タブの「Visual Basic」をクリック |
2 | VBAエディタでイベントプロシージャを記述 |
デザインモードの終了方法
デザインモードを終了するには、「開発」タブの「デザインモード」を再度クリックします。デザインモードが終了すると、コントロールを通常どおり操作できるようになります。
手順 | 操作 |
1 | 「開発」タブの「デザインモード」をクリック |
よくある質問
Excelのデザインモードでコントロールを編集する方法は何ですか?
Excelのデザインモードでコントロールを編集するには、まずデザインモードを有効にする必要があります。このモードは、開発タブで見つけられます。開発タブが表示されていない場合は、ファイル > オプション > リボンのユーザー設定で、開発チェックボックスをオンにして表示できます。一度デザインモードが有効になると、コントロールを選択し、必要な編集を行うことができます。例えば、コントロールのプロパティを変更して、その動作や外観をカスタマイズすることができます。
Excelのデザインモードでコントロールを追加・削除するにはどうしたらよいですか?
Excelのデザインモードでコントロールを追加・削除するには、まずデザインモードを有効にする必要があります。デザインモードが有効になっていると、開発タブにあるコントロールグループから、追加したいコントロールを選択できます。コントロールを追加するには、それをクリックしてワークシート上の目的の場所にドラッグします。コントロールを削除するには、それを選択し、キーボードのDeleteキーを押します。
Excelのデザインモードで、コントロールのプロパティを変更する方法は?
Excelのデザインモードでコントロールのプロパティを変更するには、まずデザインモードを有効にし、編集したいコントロールを選択します。次に、開発タブにあるプロパティボタンをクリックします。これにより、選択したコントロールのプロパティウィンドウが開きます。このウィンドウで、コントロールの名前、キャプション、値などのプロパティを変更することができます。
Excelのデザインモードで、コントロールにマを割り当てる方法は?
Excelのデザインモードでコントロールにマを割り当てるには、まずデザインモードを有効にし、編集したいコントロールを選択します。次に、開発タブのコントロールグループにあるマの割り当てボタンをクリックします。これにより、マの選択ウィンドウが開きます。このウィンドウで、コントロールに割り当てたいマを選択し、OKをクリックします。これで、コントロールがクリックされたときに選択したマが実行されるようになります。

私は、生産性向上に情熱を持つデータ分析とオフィスツール教育の専門家です。20年以上にわたり、データ分析者としてテクノロジー企業で働き、企業や個人向けのExcel講師としても活動してきました。
2024年、これまでの知識と経験を共有するために、日本語でExcelガイドを提供するウェブサイト**「dataka.one」**を立ち上げました。複雑な概念を分かりやすく解説し、プロフェッショナルや学生が効率的にExcelスキルを習得できるようサポートすることが私の使命です。