Excelを使用してデータを扱う際、特定の文字列を含むセルをカウントする必要がある場合があります。この機能は、データ分析やレポート作成において非常に役立ちます。本記事では、Excelで特定の文字列を含むセルを簡単にカウントする方法を紹介します。数式を使った基本的な方法から、複数の条件を指定してカウントする高度な方法まで、さまざまなシナリオに対応できる技巧を学ぶことができます。また、実際の業務でよく使われる例を交えて説明することで、理解しやすく、応用が利く内容となっています。是非ご参考にして、Excelでのデータ分析力を向上させてください。
Excelで特定の文字列を含むセルをカウントする方法
Excelでは、特定の文字列を含むセルをカウントする方法は非常に便利です。以下では、その方法を詳しく説明します。
① COUNTIF関数を使用する
COUNTIF関数は、指定した条件に一致するセルの数をカウントすることができます。例えば、A1:A10の範囲でappleという文字列を含むセルをカウントする場合は、以下の式を使用します。
=COUNTIF(A1:A10, apple) |
② ワイルドカードを活用する
ワイルドカードを使用すると、より柔軟な検索が可能になります。たとえば、「appleで始まる文字列を含むセルをカウントする」場合は、以下の式を使用します。
=COUNTIF(A1:A10, apple) |
③ 大文字小文字を区別する場合
COUNTIF関数は、標準では大文字小文字を区別しません。区別する必要がある場合は、SUMPRODUCT関数とSEARCH関数を組み合わせて使用します。以下に例を示します。
=SUMPRODUCT(–(ISNUMBER(SEARCH(apple, A1:A10)))) |
④ 複数の文字列を含むセルをカウントする
複数の文字列を含むセルをカウントする場合、COUNTIFS関数を使用します。例えば、「appleとorangeの両方を含むセルをカウントする」場合は、以下の式を使用します。
=COUNTIFS(A1:A10, apple, A1:A10, orange) |
⑤ 条件を含まないセルをカウントする
条件を満たさないセルの数をカウントするには、COUNTIF関数と合計セル数から条件を満たすセルの数を引く方法があります。例えば、「appleを含まないセルの数をカウントする」場合は、以下の式を使用します。
=COUNTA(A1:A10) – COUNTIF(A1:A10, apple) |
よくある質問
Excelで特定の文字列を含むセルをカウントする方法は何ですか?
Excelで特定の文字列を含むセルをカウントするには、COUNTIF関数を使用します。COUNTIF関数は、指定した範囲内で特定の条件に一致するセルの数をカウントすることができます。例えば、A1からA10までのセルの中で「特定の文字列」を含むセルをカウントしたい場合、次のように式を入力します:=COUNTIF(A1:A10, 特定の文字列)。この式では、ワイルドカード「」を使用して、セル内に「特定の文字列」を含むすべてのセルをカウントします。
複数のワークシートで特定の文字列を含むセルをカウントする方法は?
複数のワークシートで特定の文字列を含むセルをカウントするには、3D参照を使用したCOUNTIF関数を利用します。例えば、Sheet1とSheet2のA1からA10までのセルで「特定の文字列」を含むセルをカウントする場合、次のように式を入力します:=COUNTIF(Sheet1:Sheet2!A1:A10, 特定の文字列)。この式では、Sheet1とSheet2の指定された範囲内で「特定の文字列」を含むセルをカウントします。
大文字と小文字を区別して特定の文字列を含むセルをカウントする方法は?
ExcelのCOUNTIF関数は、デフォルトで大文字と小文字を区別しないため、EXACT関数を組み合わせて使用する必要があります。例えば、A1からA10までのセルで大文字と小文字を区別して「特定の文字列」を含むセルをカウントする場合、次のように式を入力します:=SUMPRODUCT(–(EXACT(A1:A10, 特定の文字列)))。この式では、EXACT関数を使用して、セルの値が「特定の文字列」と完全に一致するかどうかを調べ、SUMPRODUCT関数で一致するセルの数をカウントします。
特定の文字列を含むセルの数を条件付き書式でハイライトする方法は?
特定の文字列を含むセルをハイライトするには、条件付き書式を使用します。条件付き書式は、セルの値に基づいてセルの書式を自動的に変更することができます。例えば、A1からA10までのセルで「特定の文字列」を含むセルをハイライトする場合、次の手順を実行します。1. A1からA10までのセルを選択します。2. 「ホーム」タブの「条件付き書式」>「新しいルール」をクリックします。3. 「数式を使用して、書式設定するセルを決定する」を選択します。4. 「=COUNTIF(A1, 特定の文字列)」と入力します。5. 「書式」をクリックし、ハイライトに使用する書式を選択します。6. 「OK」をクリックしてルールを適用します。これで、「特定の文字列」を含むセルがハイライトされます。

私は、生産性向上に情熱を持つデータ分析とオフィスツール教育の専門家です。20年以上にわたり、データ分析者としてテクノロジー企業で働き、企業や個人向けのExcel講師としても活動してきました。
2024年、これまでの知識と経験を共有するために、日本語でExcelガイドを提供するウェブサイト**「dataka.one」**を立ち上げました。複雑な概念を分かりやすく解説し、プロフェッショナルや学生が効率的にExcelスキルを習得できるようサポートすることが私の使命です。